この10年来に急速に普及してきた家族葬を行う前にはこれまで主流だった一般葬の違いをよく理解しておかなければなりません。まずその違いの第一は参加者の違いとなります。一般葬では近所の人とか生前に親しい付き合いをしていた人や元職場の同僚の人とか、喪主やご遺族などの職場の人とかなどが参加します。
対して家族葬の場合は近親者を除いては外部の人を一切シャットアウトしてしまいます。そのためお葬式の最中にご遺族や近親者は変な体裁を取り繕う必要がありません。その次はそのお葬式を行うにあたって控えめに行われます。一般葬の場合は葬儀会場の入り口に故人の家の名前などの張り紙がありますが、こちらはその張り紙がありませんから誰のお葬式なのかが外部からはわかりません。
そして最後はトータル費用の問題となります。しかしそのトータル費用のうち、お葬式そのもののプラン費用は一般葬と大して変わりません。違うのは参加者の数が少ないために料理の数や返礼品などの数が少なくなること、また香典の受け渡しの数と金額が少なくなるという点です。